国家公務員共済組合の病院として設立

設立は昭和33年と古く、国家公務員や家族の加入する共済組合の中央病院の位置づけで東京都港区虎ノ門に造られました。
あの中央官庁が集まる官庁街のほど近くに作られたというのもうなずけます。
病床数は868床で、平成28年度平均の1日平均患者数は入院患者数が約750人、外来患者数が約2,800人と大規模な病院です。
病床は常にいっぱいというわけではありませんが、利用率が約87パーセントと高くなっています。

開院当初から診療科は専門分野別にけられていて、それぞれの科で専門医が担当しており、高度な医療の提供を目標にしています。
現時点では本院37科、分院25科という大編成の診療体制が取られており、さらに、科間での連携を密にした協診により医療分野の分化と統合を円滑に進め、集中的にハイレベルの医療の提供を目指しています。

中央の大病院ならではの特色

医師の教育のための医学教育部を設置し、厚労省の研修指定病院としての重要な役割を担っています。
また、ハイレベルな診療に対応するため、技術を駆使してあらゆる難度の正確な検査が迅速に出来る体制が取られています。

特筆すべきは治験センターで、新しい医療技術の発展には、一般化する前の実験的治療いわゆる治験が必要ですが、これに積極的に取り組み社会の要請にこたえている点です。
治験は国の認可前の医薬品等を試験的に使う事ですが、経過観察など重要で慎重に行わなければいけないので、大変な時間と労力を要しますが、件数では年間40件程度の治験を行っています。

胃や腸については消化器系内科が担当

37もの診療科があると胃・食道・腸などの担当は何処かわからなくなりそうですが、この担当は消化器系内科です。
消化管は、口から肛門まで全長が約9メートルにもよぶ管状をしています。
この消化器系に腫瘍や潰瘍、炎症等のダメージが起きるとその部分の病気のみならず、逆流性食道炎等の他の部位にも疾患が派生します。
そのため胃痛、胸やけ、胃のもたれ等消化器に関連する違和感にとどまらず、原因の分かりにくい食欲不振として現れる事も珍しくありません。

この様なケースは症状から病気を特定することは困難で、内視鏡やCT、MRIといった機器を駆使した検査をしてトータルに判断しなくてはいけません。
特に、近年の内視鏡技術の発達は目覚ましく、カプセル内視鏡等をフルに活用すれば、痛みを感じることなく消化器全体を検査でき、早期発見の確立も上がっています。
食道癌、胃癌、大腸癌などの悪性腫瘍は早期に発見できれば完治が可能ですが発見が遅れると命に影響を与えます。
チョットでも気になる症状があらわれるケースは自己判断で安心せずに、専門家の意見を聞くべきです。