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食生活にも原因がある

逆流性食道炎の原因として、下部食道括約筋の衰えが挙げられますがこれは加齢や肥満、姿勢の悪さだけでなく食生活にも原因があるとされています。
ここ数年で日本の中で患者数が増えている原因の一つに食生活の欧米化があります。

日本でよく話題に上がるようになったのはここ数年のことですが、欧米ではもともと長くから多くの人が患っている病気として知られています。
そのため、最近日本でも増えた原因が食生活にあるというのは納得できるものです。
食生活が欧米化したことによって摂取が増えたものにはどのようなものがあるかを考えることで逆流性食道炎の対策になるのです。

逆流性食道炎と食生活

元来日本人が食べてきた和食から食生活が欧米化したことで増えたものに、肉類や乳製品、揚げ物のような油っこいものや脂肪やたんぱく質といったものがあります。
脂肪を摂りすぎると「コレシストキニン」と言う消化管ホルモンが分泌されてこのホルモンの影響で下部食道括約筋が緩んでしまい胃液の逆流を引き起こしてしまうのです。

脂肪の多い食事は胃の活動が活発になり胃酸の分泌を増やしてしまうのです。
脂肪が多く含まれる肉類はたんぱく質も含んでおり、たんぱく質の多い食事も消化に時間がかかってしまい、胃に滞留時間が長くなってしまいます。

胃の滞留時間が長くなるということは、消化のための胃への負担を増やしてしまいます。
そのため、洋食に偏った食事は逆流性食道炎の原因の一つと言えるのです。

その他の留意点

食事の内容の他にも逆流性食道炎の対策として気をつけるべきことがあります。
まずは、よく噛むことと食べ過ぎに注意することです。
食べる時に咀嚼をしっかり行わないとその分消化をするために胃に負担がかかってしまいます。

また、よく噛まないと満腹度が下がってしまうために食べ過ぎの原因にもなります。
食べ過ぎは胃に負担がかかるだけでなく胃の拡張の原因となり下部食道括約筋が緩んでしまい胃液の逆流の原因となるためです。

他にも香辛料の多いものや炭酸飲料、酸度の高いものといった食道への刺激の強い食事は避けたほうが良いです。
アルコールの摂取のしすぎや辛いもの、熱いもの、酸性度の強いものは食道を傷つけたり胸焼けの原因となります。

このような食事を改善するだけでも症状が改善する人もいますが、残念ながら症状や状態によっては食事の改善だけでは症状が改善しないこともあります。
そのような際には医師に診てもらい適切な処置を受けることが大切です。

投薬治療時にも食事に気をつけていれば治りも早くなることもありますし、食生活の改善で効果が見られるまでは時間のかかるものです。
症状が改善しないからとすぐに食生活を元に戻すのではなく胃に優しい食事を継続することが重要なのです。