若い人にも逆流性食道炎が増えている

逆流性食道炎が若者に増加しているのはピロリ菌が理由?

逆流性食道炎は近年、10代から20代の若者を中心に発生している病気として知られています。
逆流性食道炎はイメージ的に中高年に起こるイメージが強い方も多いかと思いますが、実はそんなことはないのです。

若者は、なぜ逆流性食道炎を発症しやすくなっているのか。
その原因は、ピロリ菌の保有率が原因とされています。

ピロリ菌は、悪玉菌として体内に巣くい、胃炎や胃がんを発症させるリスクが高くなる恐ろしい菌として知られています。
食べ物の衛生環境が良くなかった一昔前までは、このピロリ菌を保有している人が多く、体内から減らすケアをする人が現代でも少なくありません。

現代の食事の衛生環境は非常に優れており、ピロリ菌どころか、チリ一つ混入することすらないのではないかというほど、安心で安全な食事を食べることが出来ています。
その為近年の若者には、体内のピロリ菌保有者がほとんどいないとさえ言われています。

ですがこのピロリ菌には、胃酸の分泌を抑える働きがあることが分かっています。
その結果、ピロリ菌の保有量が多い中高年は逆流性食道炎にかかりにくく、保有量が少ない若者が、逆流性食道炎を発症するという事態が起きてしまったのです。

ピロリ菌はいない方が良い!だけど逆流性食道炎は治したい…

胃がんをはじめとしたリスクを考えても、ピロリ菌は体内にいない方が良いに決まっています。
ピロリ菌が体内にいなくても、逆流性食道炎は治す方法がありますので、安心をしてください。

まずは、逆流性食道炎をなぜ発症しているのか、原因を突き止める必要があるでしょう。
発症原因として若者に多いのが、暴飲暴食、喫煙、コーヒーの飲みすぎ、不摂生、運動不足や太りすぎなどがあげられます。
若者の場合、意外にもストレスによる逆流性食道炎はほとんどなく、いずれも不摂生が原因で発症していることが多いでしょう。

日頃の食生活改善や、投薬治療ですっきり解決

逆流性食道炎を改善するためにはまず、日頃の生活の見直しを行うことが大切です。

食べ過ぎ飲みすぎを避けて、腹部の圧迫環境を改善することはもちろん、胃酸が発生しやすい食べ物、飲み物を避けることも大切です。
また、腹部を圧迫しやすいポーズや大切を避けて、胃酸が逆流しにくいポーズをするように心がけましょう。

更に逆流性食道炎は、投薬治療を早めに開始することで、1~2週間前後で症状改善が可能です。
治療が遅れると、その分症状が悪化してしまい、治りにくくなるため注意が必要でしょう。
また、一度完治しても再発することも多いので、日頃の食生活に注意する生活は、しばらく止めることなく、出来るだけ続けるようにしましょう。

逆流性食道炎の合併症であるパレット食道とは?

逆流性食道炎の合併症 バレット食道について

胃酸が食道に逆流する、逆流性食道炎ですが、そんな逆流性食道炎は、ただ食道がただれるだけで終わることはありません。
早めに治療を行わずに放置してしまうと、次に、バレット食道という合併症を発症します。

バレット食道とは、食道にダメージが蓄積し続けた結果、食道が胃液から食道本体を守るために、食道そのものの材質を変えてしまうことを指します。
通常食道は、扁平上皮と呼ばれる上皮で作られていますが、胃酸を受け続けた結果、胃酸のダメージに強くなるように、胃腸と同じ上皮、円柱上皮と呼ばれる上皮になるのです。
一見何の問題もないように感じるかもしれませんが、胃の上皮は非常にデリケートで外的刺激に弱く、食べ物を食べたり、空気を吸うたびに、敏感に反応してしまいます。
その結果ダメージが蓄積し、バレット食道となった部分は、食道がんへと発展していくことがほとんどでしょう。

バレット食道は食道がんを発症するケースも多い

バレット食道を放置するとこのように、食道がんへと悪化してしまう可能性が高くなります。
食道がんは致命傷となる非常に危険な病ですので、何としても、バレット食道の段階で、阻止をしなければいけません。

バレット食道は、逆流性食道炎を治し、胃酸からのダメージを受けなくなることで、自然と元通りの上皮に変化していきます。
その為、一刻も早く逆流性食道炎を治すことこそ、食道がんを防ぐ道であるといえるでしょう。

バレット食道になってから食道がんに悪化するまでは、そう時間がかかりません。
可能な限り、逆流性食道炎の段階で症状を改善して、バレット食道になることそのものを防がなければいけないといえるでしょう。

一刻も早い逆流性食道炎の治療を行いましょう

逆流性食道炎は、投薬治療を行うことで症状が改善していくことがほとんどです。
ですがその他にも、日常生活のケアも欠かすことが出来ないでしょう。

特に気を付けなければいけないのが、食生活です。
アルコールの過剰摂取や喫煙、食べ過ぎ飲みすぎカフェインの摂りすぎも、胃酸を大量に発生させやすいため危険です。
胃酸を出来るだけ出さない、体に優しいおかゆや野菜ジュースなどを中心に生活をしていきましょう。

また、ベルトで体を強く締めたり、うつ伏せで眠ることもご法度です。
腹部を圧迫するような行動、体制を避けるようにして、胃酸の逆流を防止することも、防止策としては非常に重要になります。

このように、投薬治療の他にも、日頃の生活において気を付けるべきことはたくさんあります。
バレット食道を発症して食道がんに陥らないためにも、ケアを欠かさずに行い、治療をスムーズに行いましょう。

背中の痛みも逆流性食道炎によるもの?

逆流性食道炎を発症したときに痛むのは胸部分だけ?

逆流性食道炎は、何らかの理由で逆流をしてきた胃酸が、食道を傷つけ、胸やけや胸の不快感を発症する病気です。
主に胸部分、体の前面に不快感が表れやすい病気として知られていますが、その他にも、人によっては、痛みを中心に、様々な症状が表れるでしょう。

例えば、コンコンと渇いた咳、のどの違和感、声の出しにくさ、酸っぱいにおいが口から漂う、食欲不振、お腹のハリ、げっぷ、胃の重みなどがあげられます。
いずれの症状も、続くようであれば異常事態であり、逆流性食道炎が悪化してしまう恐れがありますので、十分注意が必要です。

逆流性食道炎ではない場合もこうした症状が表れることはありますが、いずれかの症状が重なっているという場合は、ある程度注意をするべきでしょう。

背中の痛みを感じることは稀にあります

意外と知られていませんが、逆流性食道炎を発症すると、胃の痛みや胸の痛みなどの前側の痛みだけではなく、背中側の痛みを発症することもあります。
背中に突き刺すような痛み、重く鈍い痛みなど、明らかにいつもとは違う痛みが表れた場合は注意が必要です。

背中の痛みだけが表れるという方も稀にいますので、逆流性食道炎と気が付かれずに、判断が遅くなった結果、症状が悪化してしまうケースが少なくありません。
症状が悪化するとその分、痛みも強くなり、その他の部分にまで痛みを発症する可能性がありますので、出来るだけ早い対処が必要でしょう。
何らかの異常を感じたら、出来るだけ早めに病院に行くことをおすすめします。

背中の痛みが続くようであれば即刻病院へ

背中の痛みがピンポイントで続く場合は、逆流性食道炎ではない可能性もあります。
たいていの場合、数日あればその他の逆流性食道炎の症状も表れることがほとんどですので、警戒をすることが大切です。

背中の痛みが数日間続く、眠れないほど痛くて耐えられないという場合は、無理せずに即刻病院に行きましょう。
他の病気の場合、命の危険にさらされるケースもあります。

背中の痛みを改善するためにも、同じケアが効果的

逆流性食道炎を改善するためには、腹式呼吸などの運動、体操を行ったり、日頃の眠り方に注意をすることが大切です。
そのケア方法は、背中の痛みにも同じように効果を表しますので、逆流性食道炎によって背中が痛む場合は、同じケアを行いましょう。

背中側の場合はうつ伏せで寝た方が楽に感じるかもしれませんが、それは誤り。
胃腸から更に胃酸が押し出されて、状況が悪化するだけですので、絶対にやめましょう。
背中側にバスタオルなどを敷いて底上げし、上半身が軽く高くなるようにケアしてみてください。

空気呑気症から逆流性食道炎が発症する!?

空気呑気症は逆流性食道炎の一つの原因となる

空気呑気症とは、無意識のうちに、何らかの理由で空気を呑み込んでしまい、体内に空気が溜まっていく病気のことを指します。
空気が蓄積することで、体に様々な異変が起こり、様々な症状が表れますが、その中の一つに、逆流性食道炎があげられます。

空気を飲み込むことで胃袋が空気でパンパンになってしまい、圧迫された胃から胃酸が食道に逆流。
その結果、逆流性食道炎を発症してしまうのです。

根本的な原因はこの場合、空気呑気症によるものですので、空気呑気症を改善しない限り、症状が改善することはありません。
空気呑気症の治療をまずは行い、その後、逆流性食道炎の治療に取り掛かるケースが多いでしょう。

空気呑気症を治すことで症状が改善するケースも

空気呑気症になってから逆流性食道炎が発症したのであれば、空気呑気症さえ直してしまえば、逆流性食道炎も徐々に症状が改善していきます。
ですが、空気呑気症が治らない限り、逆流性食道炎の根本的原因も治らないため、いつまでたっても治療が進みません。
まずは空気呑気症を治すケアを行ってから、逆流性食道炎の治療に入るケースが多いでしょう。

また、空気呑気症が治っても、食道に激しいただれや炎症が起きている場合、そう簡単には症状が治りません。
痛みや治療をするためにも、投薬治療を別途行う可能性が高いため、治療が長引く可能性が高いことは覚悟しておきましょう。

そもそも自分が空気呑気症かどうかを見極めるには?

そもそも、自分が空気呑気症かどうかを見極めるためには、空気呑気症の人の症状を知る必要があります。
空気呑気症を発症すると、主にこのような症状が表れる方が多いでしょう。

まずは、げっぷやおならがやたらと増えるということです。
空気が体内に蓄積してしまうため、逃げ場を求めた結果、げっぷやおならという形で排出されていきます。
げっぷやおならの回数が、理由もなく、以前に比べて明らかに増えたという場合などは、空気呑気症の可能性が高いでしょう。

次に、便秘でもないのにお腹が張っているという症状です。
便通はよく、特に食べ過ぎた覚えもないのに、お腹が張っているという場合も、空気が蓄積している可能性が高いでしょう。

空気呑気症の原因はひとそれぞれ

主にこれら二つで見分けやすい空気呑気症ですが、発生理由は人それぞれです。
ストレスが原因で無意識のうちに息を飲み込む回数が増えている方、のどが渇いて唾を飲み込む回数が多い方など、人によって異なります。
いずれも放置していては、逆流性食道炎も完治させることは難しいので、一刻も早い治療が必要になるでしょう。
医師に相談をして、適切な治療を受けてください。

逆流性食道炎は何科に行けばいい?

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症状を改善する

逆流性食道炎になると、病院に通院して治療する必要があります。
もちろん、重症化したり他の病気を発症しない為にも早いうちから病院に通うことが望ましいのですが、なかなか病院に行く時間が取れなかったり症状が軽度である場合にはどうしても後回しにしてしまったりするものです。
そのような場合には食事療法で症状を改善する方法があります。

食事療法というと糖尿病のようなカロリー計算をイメージするものですが、もっとシンプルなものですから難しく考える必要はないのです。
簡単に言うと、胃に優しい食事を心がければよいのです。

胃に優しい食事といってもおかゆやうどんのような病み上がりに食べるものだけでなく、消化によいものや胃酸の分泌を抑える食品を食べればよいので外食をすることも可能です。
日頃から上手に取り入れるためにも胃に優しい食材を覚えておくことが大切です。

脂っこいものや消化しにくいものを避けることが望ましいので、肉類や魚類は脂の少ないささみや白身魚、野菜は大根やキャベツ、長芋、白菜、カボチャといった消化酵素が多く胃酸の分泌を抑えてくれるものを選ぶことが効果的です。
特に脂の程度は人によって受け付けられる量が変わります。
全く受け付けない人は牛乳を無脂肪乳にしたり豆乳も無調整のものに変える必要があります。

牛乳も豆乳も逆流性食道炎によい食品で、特に牛乳は胃の粘膜を保護をするので摂取したいものです。
しかし、牛乳の脂肪分でも胸焼けや呑酸を起こす人がいますし、調整豆乳は植物油が添加されていることがあるので低脂肪乳や無脂肪乳、無調整豆乳を選ぶ必要があるのです。
魚も脂が大丈夫であればEPAは胃粘膜を保護するのでサンマやサバ、イワシを食べるようにしましょう。

逆流性食道炎と通院

このような食事療法でも逆流性食道炎が改善しない場合には、やはり病院に行くことが必要です。
症状が軽いうちには市販の薬を飲めば症状が緩和することが多いため放置する人もいますが、症状が長く続けば重症化する原因となります。
重症化すれば手術が必要になったり食道がんになったりすることがあります。

食事療法で改善しなければ通院して早めに治すことが大切です。
しかし、逆流性食道炎は何かで治療をすれば良いのでしょうか。

胃は消化器官であるために、胃腸科や消化器科に受診するのが望ましいですが、近くにない場合にはないかでも診察を受けることができます。
ただし、逆流性食道炎は診察をする中で内視鏡検査が必要です。そのため、内視鏡検査の設備がある病院を選ぶ必要があります。

また、内視鏡検査には医師の技術が大きく影響します。
ですから、事前に口コミで内視鏡検査の上手な医師のいる病院を調べたり、新しいタイプで痛みが少ないとされる鼻から入れるタイプの検査が行われている病院を調べて選んでおくことがお勧めです。

また、人によっては逆流性食道炎の症状として咳が止まらないことがあります。
ただ咳き込むだけでなく人によっては喘息のような状態になることもあります。

そのような場合、咳の治療も併せて内科や胃腸科、消化器科で治療をしてもらえることもありますが、咳の症状によっては別に耳鼻咽喉科にも通院する必要があることもあります。
通院の時間を取ることが難しい場合には二度手間にならないようにあらかじめ療法の治療をしてもらうことが可能であるか問い合わせた上で受診することが望ましいです。

ストレスによる逆流性食道炎について

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体に影響する

ストレスとは、何らかの不快な刺激によって心身に生じる反応のことです。
騒音や対人関係での葛藤や仕事でのプレッシャーなど、その人が不快と感じるものであればストレスの原因となります。

私たちの生活で大小の差はあっても必ずストレスの原因となるものはあるものです。
道路が混雑していていつもより通勤に時間がかかってしまったり、道を歩いていて人がぶつかってきたり、といったその場でイライラが収まるようなものから日常的に上司から嫌味や小言を言われたり、仕事で成果を出さなければならなかったりノルマがあったりといった継続してストレスの原因となるものがあります。
このようなことはストレスとして、体の中で反応を起こし自律神経や副腎皮質ホルモンのバランスを乱します。

ストレスでの刺激は体全体の様々なところに作用するため、ストレスによって起こる体の反応も体の様々なところに起こります。
難聴であったり、血圧の上昇や低下、胃痛や下痢など人によってストレスの内容もその症状の重さも様々なものがあります。

逆流性食道炎とストレス

ストレスによって引き起こされる病気というと胃潰瘍や過敏性腸症候群が有名ですが、逆流性食道炎もストレスの影響を受ける病気の一つです。
一般的に強いストレスは胃腸に影響を与えることが知られています。
胃潰瘍や過敏性腸症候群が有名な病気ですが、胃痛や吐血、嘔吐、便秘や腹痛、下痢といった症状を引き起こします。

ただし逆流性食道炎については、胃の状態が悪化するからといってストレスによって胃液の逆流も起こりやすい状態になるわけではないのです。
食道粘膜が胃酸に対する感受性が高まってしまうために、少しでも胃酸が逆流するだけで食道粘膜が普段以上に過剰反応して強い胸焼けを起こすようになるのです。
ですから、ストレスが直接的に逆流性食道炎を起こすというよりは、逆流性食道炎の人がストレスを受けると症状が悪化することが多いという考え方の方が適切です。

ストレスを軽減する

日頃ストレスのある人にストレスをなくせというのは難しいことですし逆にそのことがストレスの原因になってしまうことがあります。
ストレスのある環境だからといっても、仕事や今の居住地、生活習慣を変えることはなかなかできないものです。
そこで、まずは少しでもストレスを軽減できる生活を心がけてみることが必要です。

睡眠不足は仕事でのミスの原因や精神的に不安定な状態になること、疲れが取れないことで体調不良になることでストレスを増やすことになってしまいます。
少しでも質の高い睡眠が取れるよう、湯船につかったり早めに夕食をとったり寝る前にはスマートフォンやパソコンを触らないといったことを心がけるだけでも違うものです。

IBSと逆流性食道炎について

多くの人が悩みをかかえている

IBSとは過敏性腸症候群といわれる腸の知覚過敏の状態で便秘や下痢の際にお腹が痛んだり不快感がする疾患です。
大腸の運動や分泌機能が異常をきたして起こる症状で、食生活のような身体的な要因と、セロトニン呼ばれる神経伝達物質が関係しているストレス反応による要因とがあります。
一般的に過敏性腸症候群にかかった場合、男性は腹痛や下痢を起こすことが多く、女性は便秘になることが多いです。

すぐに生死に関わる病気というわけではないですが、罹ると常にトイレの心配が伴うために生活の中で苦痛になる場面も多い病気であるため、きちんと通院して処方薬をもらうといった対処が必要です。
発症原因ははっきりと解明されていませんが、ストレスが加わるとその刺激で腸の動きがおかしくなってしまい過敏性腸症候群を発症するのではないかと言われています。

そして、その経験を繰り返すことで、少しのストレスでも症状が起こる状態になり悪循環を繰り返すようになってしまいます。
ストレス社会と言われるだけあって、最近では消化器内科の受診者の半数近くが過敏性腸症候群といわれるほど悩んでいる人がいる病気でもあります。

IBSと逆流性食道炎の関係性

逆流性食道炎も過敏性腸症候群も消化器系の病気ですが、この二つを併発している人が増えているという症例が増えています。
逆流性食道炎の患者数を過敏性腸症候群の人とそうでない人とで比べると、過敏性腸症候群の人はそうでない人の倍の患者数であったというデータがあり、併発をすることが言われています。

これは、逆流性食道炎の治療の中で処方される薬の中に胃酸の分泌を抑える成分があるために腸の感染症を起こしそれをきっかけに過敏性腸症候群を発症したり、副作用で重度の下痢を起こしたりするためです。
また、どちらの病気も脂っぽいものやアルコールの過剰摂取、ストレスが原因とされていることも併発する要因と考えられています。

治療法

過敏性腸症候群も逆流性食道炎も、治療にあたっては生活習慣の改善や精神療法、投薬治療といったものが行われます。
ストレスで自律神経の乱れが原因の場合にはストレスを解消することや精神的な不安定を解消していくことが必要です。
問題が根深く消化器科やないかでは解消できない場合には精神科や心療内科にかかる必要がある場合もあります。

また、生活習慣を改善して規則正しい生活をすることも自律神経の乱れを直すのに効果的です。
早寝早起きや、バランスのとれた食事、暴飲暴食を控える、禁煙、アルコールの摂取量を減らす、といったことで投薬治療を行わなくても自律神経が整っていくこともあります。
生活を改善しても効果が見られなかったり体調不良でなかなか思うように生活を改善できない場合には、胃腸の働きを調整する薬を服用することも必要です。

西洋医学に頼るのは避けたいという場合には、漢方薬を飲む方法もあります。
ただし、漢方薬だけでは完治が難しいですから精神面や生活面の立て直しと並行して服用することが望ましいです。

ただの食道炎と逆流性食道炎はどう違うの?

対応が異なる

食道炎とは、食道の粘膜が傷ついて炎症を起こしたりただれたりする病気のことを指します。
この食道炎の中で最も有名なのは逆流性食道炎であり、患者数も最も多いものです。
しかし、それ以外にも様々な食道炎がありその症状や原因に応じた対応が必要になりますからきちんと診断を受けて適切な処置を受けてください。

逆流性食道炎以外の食道炎

逆流性食道炎以外の食道炎で最も多いものが感染性食道炎です。
細菌に感染することで起こる食道炎で、魚の骨のような異物が食道の粘膜に刺さりそこから細菌に感染することが多いです。

最近では、アデノウイルスや溶連菌といったウイルスによって起こる咽頭炎、結核、梅毒になることで併発をすることもあります。
それ以外にもエイズや悪性腫瘍の患者や抵抗力の弱い老人や子供がカビの一種であるカンジタに感染することで感染性食道炎になることもあります。
感染症の場合には、抗生物質を飲んで細菌を減らしていくので、逆流性食道炎とは異なる治療法になるのできちんと見極めた上での処置が必要です。

他にも、塩酸や農薬のような刺激の強い液体を誤飲した時に、口の中から胃まで激しい痛みを起こす腐食性食道炎があります。
お時間がある方は、こちらのサイトもご覧ください。
>>https://clinicalsup.jp/contentlist/1622.html

劇薬を飲み込むことで唾液の分泌が増えるだけでなく、粘液や血を吐くこともありますし呼吸困難に陥ることもあります。
生死にかかわるものですから、場合によっては救急車の出動も依頼してすぐに病院に行き処置を行うことが必要です。
病院では井の中の洗浄を行ったり点滴での栄養補給といった処置がされます。子供の誤飲や成人が自殺を考えた際に飲むということが原因としてあげられます。

他にも、薬が食道に止まってしまったり引っかかってしまったりすることで起きる薬剤性食道炎や、肺がんや頸胸部放射線治療を受けた人が副作用として発症しやすい放射線食道炎といった食道炎もあります。
それぞれの食道炎にあった治療法があり、適切な処置を受ける必要がありますから、異変を感じたらすぐに病院に行き検査をすることが大切です。

その際、放射線食道炎は放射線治療を受けている医院で、薬剤性食道炎はその薬が処方されている医院で検査や治療が行われるのが一般的ですし、腐食性食道炎も救急車で運ばれる先の病院にかかるので病院選びをする必要はないです。
しかし、感染性食道炎や逆流性食道炎は病名を特定するために内視鏡検査を行うのが一般的であるため、内視鏡検査の設備のある病院を選ぶ必要があります。
鼻から入れるタイプの新しい内視鏡検査であれば医師の技術は検査の苦しさに影響しませんが、口から入れる従来のタイプは医師の技術によってその苦しさが変わってきます。

残念ながら下手な医師に当たると苦しい思いをしてしまうことがあるのです。
ですから、病院を選ぶ際には内視鏡検査の設備の有無だけでなく鼻からのものか口からのもの、医師の技術についても確認をしておく方が望ましいです。
医師の技術については病院に聞きにくいものですから、インターネットや知人の口コミを参考にすることがオススメです。

逆流性食道炎が起こる原因

日ごろの予防が大切

日本で逆流性食道炎という病気が認知されるようになったのは最近のことです。
それまでは、無名だった病気が一気に浸透するようになったのは患者数が急増したためです。

これは、食生活が欧米化したことで患者数を増やしただけでなく、テレビの健康番組やコマーシャルを通して病名を知ったことでただの食べ過ぎや体調不良と思っていたの逆流性食道炎だと自覚したという例も多くあります。
このように多くの人がいつの間にかかかっていることもあるので、逆流性食道炎になる原因にはどのようなものがあり、どのような対策ができるかを知ることで日頃から予防をすることが大切です。

逆流性食道炎の原因

逆流性食道炎には、胃液と下部食道括約筋が大きく関係しています。
胃液には、食物を消化するために強い酸性の胃液が含まれており刺激が強いです。
胃は、その刺激から身を守るために粘膜で保護がされています。

そして、その粘膜がない食道には逆流をしないように助けるのが下部食道括約筋です。
株価食道括約筋は食道と胃のつなぎ目の筋肉で、食べ物を飲み込む時には食べ物を食道から胃に流し、それ以外の時には食道への逆流を防ぐために蓋のような役目をしてくれます。

これと合わせて食道はぜん動運動を行っており胃から逆流があっても食道から胃へすぐに戻したり、唾液を飲み込むことで食道にはいった胃液を薄めて戻してくれます。
様々な要因で下部食道括約筋等の逆流を防ぐ仕組みが弱まってしまうことや胃酸が増えすぎてしまうことが逆流性食道炎の原因となるのです。
どのようなことが下部食道括約筋等の働きを弱めてしまったり胃酸の増えすぎの原因となってしまうのか知り自分で対策をすることが大切です。

逆流性食道炎の対策

下部食道括約筋等の働きを弱めてしまったり胃酸の増えすぎの原因となるものに、脂肪の取りすぎがあります。
脂肪分を取りすぎると十二指腸から分泌されるホルモンの働きや食事によって胃が引き延ばされることで下部食道括約筋等が緩んでしまうと考えられているのです。
また、脂肪の多い食事は胃酸が増える原因にもなります。そのために摂取をしすぎると胃酸が過剰に分泌してしまい逆流性食道炎の原因となるのです。

脂肪を多く含む肉類には、たんぱく質も多く含まれています。
たんぱく質も消化に時間がかかるために胃に長くとどまってしまいます。
これも胃液の逆流を起こしやすくする原因です。

そこで、胃酸の分泌を抑えるために脂肪分の少ない食事を心がけること、消化を助けるためによく噛むこと、胃の負担を減らすために腹八分の食事をすることが効果的です。
他にも姿勢の悪さや肥満、加齢といったものも筋力の衰えの原因となりますから、運動を心がけたり姿勢を正したりすることも大切です。
もちろん、食生活や運動、姿勢を改善しただけでは症状が改善できないこともありますからその際は医師に診てもらい適切な処置を受ける必要があります。

逆流性食道炎ってどんな病気?

胃酸で食道が傷ついてしまう

逆流性食道炎とは、胃酸が食道内に逆流することで起こる病気のことです。
食道は、食べたものを胃に送る器官です。食道と胃の間には下部食道括約筋があり、この筋肉が通常は食道と胃を分けるように蓋のような役割をしています。

食事や飲み物を飲む際には開いて胃に送ってくれますが、それ以外の場面では蓋が閉じた状態になっています。
これは、胃ではタンパク質を消化するために強い酸性を示す胃液が分泌されており、この胃液が食道へ逆流してくることを防ぐためです。

胃はこの胃液から守るために粘膜でコーティングがされていますが、食道にはそのようなコーティングがされていないのです。
そのために、胃液が食道に逆流すると強い酸性で焼けるような痛みを感じます。
そこで、胃液の酸から食道を守るために、下部食道括約筋が蓋の役目をしているのです。

もしも胃から食道へと逆流をしてしまうことが続くと胃酸によって食道が傷ついてしまい、粘膜がただれたり潰瘍になってしまったりします。
そうなると胸焼けや呑酸といった症状が起こるようになるのです。
これが逆流性食道炎です。

逆流性食道炎の及ぼす影響

逆流性食道炎によって胸焼けや呑酸といった症状が現れます。
こちらのサイトも参考になるためご覧ください。
>>http://www.muneyake-donsan.jp/about/

一般的に食べ過ぎや飲みすぎ、夏バテの時に現れる症状であるために軽視されてしまうことも多いですが、継続することで様々なことに支障をきたすようになります。
一時的なことではなく継続してこのような症状が続く場合には、必ず医師に診てもらい適切な処置を受けるようことが大切です。

初めは、少し空腹時に胸焼けがしたり呑酸がきになる程度であっても重症化すると嘔吐やげっぷ、口臭、食事中にも胃酸が逆流したり胃痛が起きたりするようになります。
決して重症じゃなかったとしても、胸のあたりの気持ち悪さから寝付きが悪くなり寝不足になることもありますし、気分が冴えない日が続いてしまうことも多くあります。

また、食事が思うように取れないことで痩せてしまったり栄養不足から肌や髪、爪が荒れてしまったりすることもあるのです。
本格的に逆流性食道炎の症状が出てくると治るまで時間がかかりますし、治療のためには通院も必要になります。
そこで、日頃から食生活や生活習慣に気をつけて予防しておくことが大切です。

肉食に偏らず野菜も食べること、暴飲暴食は控えて腹八分の食事を心がけること、胃の負担を減らすためによく噛むことが必要です。
また、下部食道括約筋が緩まないように姿勢を正すことや肥満に気をつけることなどが挙げられ、日頃からできることを心がけて生活をするようにすることが予防につながります。