手術で逆流性食道炎を治す際の流れ

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夜間の強い痛みが特徴的

逆流性食道炎の治療というと、生活習慣を改善したり投薬治療を行うのが一般的です。
しかし、中には手術が必要な場合があります。

まずは、薬を服用しても症状の改善がされない場合があります。
他にも、狭窄や出血、食道炎の程度が重い場合が一般的ですが、他にもバレット食道がある場合があります。

バレット食道というのは、症状としては逆流性食道炎と同じように胸焼けが起こったり胸が痛んだりするのですが、夜間の強い痛みが特徴的な症状です。
原因も明らかになっていませんが、逆流性食道炎が長期的に続くことで起こるものと考えられています。

逆流性食道炎によって、胃酸の逆流して食道粘膜の炎症で細胞が変性してしまうのが原因ではないかと考えられています。
バレット食道になると、胃酸の影響で食道下部の粘膜が胃の粘膜に置き換わってしまうもので、放置していると食道がんの原因になると言われています。
そのため、発見したら手術を行って治療をする必要があるのです。

バレット食道の治療

一般的にバレット手術を行う際には、まずは検査から始めます。
内視鏡検査で胃の中を確認し、手術が必要な状態かの見極めが行われます。
手術が必要と判断されればその後病院と自分の仕事や家の都合とでスケジュール調整を行い手術日を決定します。

内視鏡検査を受ける際には前日夜から食事は禁止、水分摂取は許可されているのが一般的なルールです。
検査の時間帯や用いる機器の都合で水分はどのようなものでも摂取して良い場合と摂取可能なものが限定されている場合がありますから、事前に配布される案内を見てきちんと確認することが大切です。
正しく守れなかった場合には検査が行えないこともありますから注意が必要です。

手術当日も朝から検査を行い、その検査結果をもとに手術が必要であるかを最終判断します。
その結果をもとに手術が必要と判断されれば、手術が行われます。

手術は1時間ほどですが、全身麻酔で手術を行うことが一般的であるため手術後は入院して様子を見るのが一般的です。
退院後は早ければ翌日から仕事に復帰できますから検査から仕事復帰まで早ければ1週間で行うことができます。

手術後の入院日数は体調の回復具合や病院の取り決めによって異なりますから余裕を持ってスケジュールを調整しておくことが望ましいです。
どうしても外せない予定がある場合には、手術の前に相談をして場合によっては手術日や自分の都合を別日に改めます。

手術費用は病院によって微妙な差はありますが国民健康保険の範囲内の手術なので保険が適応されれば9万円ほどで行うことができます。
ただし、これも病院の設備やサービスの内容、個室を選んだりといったことで入院費用も変わりますから保険の都合と腕予算がある場合には事前にきちんと入院費用を確認しておく必要があります。

ただの食道炎と逆流性食道炎はどう違うの?

対応が異なる

食道炎とは、食道の粘膜が傷ついて炎症を起こしたりただれたりする病気のことを指します。
この食道炎の中で最も有名なのは逆流性食道炎であり、患者数も最も多いものです。
しかし、それ以外にも様々な食道炎がありその症状や原因に応じた対応が必要になりますからきちんと診断を受けて適切な処置を受けてください。

逆流性食道炎以外の食道炎

逆流性食道炎以外の食道炎で最も多いものが感染性食道炎です。
細菌に感染することで起こる食道炎で、魚の骨のような異物が食道の粘膜に刺さりそこから細菌に感染することが多いです。

最近では、アデノウイルスや溶連菌といったウイルスによって起こる咽頭炎、結核、梅毒になることで併発をすることもあります。
それ以外にもエイズや悪性腫瘍の患者や抵抗力の弱い老人や子供がカビの一種であるカンジタに感染することで感染性食道炎になることもあります。
感染症の場合には、抗生物質を飲んで細菌を減らしていくので、逆流性食道炎とは異なる治療法になるのできちんと見極めた上での処置が必要です。

他にも、塩酸や農薬のような刺激の強い液体を誤飲した時に、口の中から胃まで激しい痛みを起こす腐食性食道炎があります。
お時間がある方は、こちらのサイトもご覧ください。
>>https://clinicalsup.jp/contentlist/1622.html

劇薬を飲み込むことで唾液の分泌が増えるだけでなく、粘液や血を吐くこともありますし呼吸困難に陥ることもあります。
生死にかかわるものですから、場合によっては救急車の出動も依頼してすぐに病院に行き処置を行うことが必要です。
病院では井の中の洗浄を行ったり点滴での栄養補給といった処置がされます。子供の誤飲や成人が自殺を考えた際に飲むということが原因としてあげられます。

他にも、薬が食道に止まってしまったり引っかかってしまったりすることで起きる薬剤性食道炎や、肺がんや頸胸部放射線治療を受けた人が副作用として発症しやすい放射線食道炎といった食道炎もあります。
それぞれの食道炎にあった治療法があり、適切な処置を受ける必要がありますから、異変を感じたらすぐに病院に行き検査をすることが大切です。

その際、放射線食道炎は放射線治療を受けている医院で、薬剤性食道炎はその薬が処方されている医院で検査や治療が行われるのが一般的ですし、腐食性食道炎も救急車で運ばれる先の病院にかかるので病院選びをする必要はないです。
しかし、感染性食道炎や逆流性食道炎は病名を特定するために内視鏡検査を行うのが一般的であるため、内視鏡検査の設備のある病院を選ぶ必要があります。
鼻から入れるタイプの新しい内視鏡検査であれば医師の技術は検査の苦しさに影響しませんが、口から入れる従来のタイプは医師の技術によってその苦しさが変わってきます。

残念ながら下手な医師に当たると苦しい思いをしてしまうことがあるのです。
ですから、病院を選ぶ際には内視鏡検査の設備の有無だけでなく鼻からのものか口からのもの、医師の技術についても確認をしておく方が望ましいです。
医師の技術については病院に聞きにくいものですから、インターネットや知人の口コミを参考にすることがオススメです。

逆流性食道炎が起こる原因

日ごろの予防が大切

日本で逆流性食道炎という病気が認知されるようになったのは最近のことです。
それまでは、無名だった病気が一気に浸透するようになったのは患者数が急増したためです。

これは、食生活が欧米化したことで患者数を増やしただけでなく、テレビの健康番組やコマーシャルを通して病名を知ったことでただの食べ過ぎや体調不良と思っていたの逆流性食道炎だと自覚したという例も多くあります。
このように多くの人がいつの間にかかかっていることもあるので、逆流性食道炎になる原因にはどのようなものがあり、どのような対策ができるかを知ることで日頃から予防をすることが大切です。

逆流性食道炎の原因

逆流性食道炎には、胃液と下部食道括約筋が大きく関係しています。
胃液には、食物を消化するために強い酸性の胃液が含まれており刺激が強いです。
胃は、その刺激から身を守るために粘膜で保護がされています。

そして、その粘膜がない食道には逆流をしないように助けるのが下部食道括約筋です。
株価食道括約筋は食道と胃のつなぎ目の筋肉で、食べ物を飲み込む時には食べ物を食道から胃に流し、それ以外の時には食道への逆流を防ぐために蓋のような役目をしてくれます。

これと合わせて食道はぜん動運動を行っており胃から逆流があっても食道から胃へすぐに戻したり、唾液を飲み込むことで食道にはいった胃液を薄めて戻してくれます。
様々な要因で下部食道括約筋等の逆流を防ぐ仕組みが弱まってしまうことや胃酸が増えすぎてしまうことが逆流性食道炎の原因となるのです。
どのようなことが下部食道括約筋等の働きを弱めてしまったり胃酸の増えすぎの原因となってしまうのか知り自分で対策をすることが大切です。

逆流性食道炎の対策

下部食道括約筋等の働きを弱めてしまったり胃酸の増えすぎの原因となるものに、脂肪の取りすぎがあります。
脂肪分を取りすぎると十二指腸から分泌されるホルモンの働きや食事によって胃が引き延ばされることで下部食道括約筋等が緩んでしまうと考えられているのです。
また、脂肪の多い食事は胃酸が増える原因にもなります。そのために摂取をしすぎると胃酸が過剰に分泌してしまい逆流性食道炎の原因となるのです。

脂肪を多く含む肉類には、たんぱく質も多く含まれています。
たんぱく質も消化に時間がかかるために胃に長くとどまってしまいます。
これも胃液の逆流を起こしやすくする原因です。

そこで、胃酸の分泌を抑えるために脂肪分の少ない食事を心がけること、消化を助けるためによく噛むこと、胃の負担を減らすために腹八分の食事をすることが効果的です。
他にも姿勢の悪さや肥満、加齢といったものも筋力の衰えの原因となりますから、運動を心がけたり姿勢を正したりすることも大切です。
もちろん、食生活や運動、姿勢を改善しただけでは症状が改善できないこともありますからその際は医師に診てもらい適切な処置を受ける必要があります。

逆流性食道炎ってどんな病気?

胃酸で食道が傷ついてしまう

逆流性食道炎とは、胃酸が食道内に逆流することで起こる病気のことです。
食道は、食べたものを胃に送る器官です。食道と胃の間には下部食道括約筋があり、この筋肉が通常は食道と胃を分けるように蓋のような役割をしています。

食事や飲み物を飲む際には開いて胃に送ってくれますが、それ以外の場面では蓋が閉じた状態になっています。
これは、胃ではタンパク質を消化するために強い酸性を示す胃液が分泌されており、この胃液が食道へ逆流してくることを防ぐためです。

胃はこの胃液から守るために粘膜でコーティングがされていますが、食道にはそのようなコーティングがされていないのです。
そのために、胃液が食道に逆流すると強い酸性で焼けるような痛みを感じます。
そこで、胃液の酸から食道を守るために、下部食道括約筋が蓋の役目をしているのです。

もしも胃から食道へと逆流をしてしまうことが続くと胃酸によって食道が傷ついてしまい、粘膜がただれたり潰瘍になってしまったりします。
そうなると胸焼けや呑酸といった症状が起こるようになるのです。
これが逆流性食道炎です。

逆流性食道炎の及ぼす影響

逆流性食道炎によって胸焼けや呑酸といった症状が現れます。
こちらのサイトも参考になるためご覧ください。
>>http://www.muneyake-donsan.jp/about/

一般的に食べ過ぎや飲みすぎ、夏バテの時に現れる症状であるために軽視されてしまうことも多いですが、継続することで様々なことに支障をきたすようになります。
一時的なことではなく継続してこのような症状が続く場合には、必ず医師に診てもらい適切な処置を受けるようことが大切です。

初めは、少し空腹時に胸焼けがしたり呑酸がきになる程度であっても重症化すると嘔吐やげっぷ、口臭、食事中にも胃酸が逆流したり胃痛が起きたりするようになります。
決して重症じゃなかったとしても、胸のあたりの気持ち悪さから寝付きが悪くなり寝不足になることもありますし、気分が冴えない日が続いてしまうことも多くあります。

また、食事が思うように取れないことで痩せてしまったり栄養不足から肌や髪、爪が荒れてしまったりすることもあるのです。
本格的に逆流性食道炎の症状が出てくると治るまで時間がかかりますし、治療のためには通院も必要になります。
そこで、日頃から食生活や生活習慣に気をつけて予防しておくことが大切です。

肉食に偏らず野菜も食べること、暴飲暴食は控えて腹八分の食事を心がけること、胃の負担を減らすためによく噛むことが必要です。
また、下部食道括約筋が緩まないように姿勢を正すことや肥満に気をつけることなどが挙げられ、日頃からできることを心がけて生活をするようにすることが予防につながります。

冬の食材を使ったヘルシーメニュー

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年末年始はイベントも多い

冬に出回る食材には消化酵素の多く含まれるものがあり、逆流性食道炎にも効果的です。
その反面、冬は逆流性食道炎を発症しやすい季節でもあります。
寒く乾燥した季節になると風邪が流行したり呼吸器系の病気になりやすいこと、そしてそれが起因して逆流性食道炎の症状を悪化させることがあるのです。

冬は厚着をしていたりインナーを重ね着していたりタイツを履いたりするためにぴったりとした服を着ることが多くなるために体を締め付ける格好が増えます。
これは胃が圧迫された状態が長く続くことになることために逆流性食道炎を発症しやすくなります。
また、寒くなると肉や魚のタンパク質を含む食事を多く食べるようになること、さらには年末年始で忘年会や新年会といった集まりが続いて暴飲暴食をしてしまうことも増えてしまいます。

このような食生活になると、胃酸が出すぎてしまったり食べ過ぎで下部食道括約筋が緩んでしまったりするために逆流性食道炎を発症しやすくなるのです。
そのため、日常生活の中で少しでも良い状態を保てるように食生活に気をつけることが大切です。

冬野菜と逆流性食道炎

冬野菜は消化酵素を多く含むために胃に優しいものが多いです。
大根や白菜、かぼちゃ人参、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、里芋、といった野菜がよいとされています。
里芋やかぼちゃは煮物にして常備菜にして一度に多く用意すれば数日にわたって食べることができますしお勧めです。

かぼちゃは夏の野菜と思われがちですが食べごろは秋から冬にかけてです。
スーパーでもよく見かけますから積極的に摂取しましょう。

葉物の野菜は鍋やスープにして食べることがお勧めです。
その日冷蔵庫にある食材を用いて簡単に作れますし味付けを変えれば数日間続いても飽きずに食べることができます。

たくさんお野菜を食べることで冬の外食で不足しがちな栄養も補うことができますから胃も休めつつ栄養補給もできるありがたいメニューです。
調理の際に肉類が欲しい場合には白身魚を入れたり鶏のささみや赤身肉のつみれを入れて食べるという方法もあります。
あまり脂っこいものを入れると鍋やスープでも胃に負担がかかってしまいます。

ダイエットにもお勧め

鍋やスープといった汁物を取り入れることはダイエットにも効果的でお勧めです。逆流性食道炎を起こしている人の中には肥満で悩んでいる人も多いです。
肥満になると下部食道括約筋が緩んでしまいそれが胃酸の逆流の原因となり逆流性食道炎を起こすことがあるためです。

スープや出汁を飲むことで満腹感を得やすいこと、空腹時にも食べて良いことからストレスを感じずダイエットができます。
ただし、ダイエットに効果的な食べ物も食べ過ぎれば胃に負担となりますし、水分のおかげでお腹も膨れますから腹八分に押さえておくようにしましょう。

秋に食べたいヘルシーメニュー

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栄養のかたよりに気をつける

逆流性食道炎になると食事に気をつけるべきであるということは誰でもわかるものです。
やはり、胃の不調が原因で起きる病気なので胃に負担のかかりそうな食事は避けた方が良いでしょう。

しかし、胃に負担のかからない食事というと体調を崩した時に食べるようなお粥ややわらかく煮たうどんのようなものがすぐに浮かびがちです。
このようなメニューは日常生活ではなかなか継続して食べることが難しいものばかりです。

毎日の生活の活力となる食事ですから栄養のあるものを食べる必要がありますし、同じようなものばかり食べるのは飽きるし栄養が偏ってしまいます。
そして何よりも外食をする際にメニュー選びに苦戦してしまうものです。
そこで、ここでは逆流性食道炎の人が食べると良い食事の中でも秋に食べたいものを紹介していきます。

秋にオススメなメニュー

秋というと食欲の秋と言われるくらいに美味しいもので溢れています。
そのようなときに油断してなんでも食べてしまうと症状を悪化させて美味しいものも食べれなくなってしまいますから、上手に付き合っていくことが大切です。

秋と言えばさんまが旬です。
さんまにはEPAと言う胃を守る成分が豊富に含まれており胃にも良いメニューとして知られています。
しかし、油も多く含まれるので逆流性食道炎の人の中には油の多い物を食べると胃の調子が悪くなる人もいますから、そのような人は避けた方が望ましいでしょう。

また、量を加減したり、油の多い部分を食べないようにすることもオススメですし、さんまの梅煮は梅干しも逆流性食道炎に効果のある食材なのでとてもオススメです。
お時間がある方は、こちらもどうぞ。
>>http://www.kurashijouzu.jp/2014/09/recipe-330/

ただし、梅干しも食べすぎや酸味の強いものを食べると胃に刺激が強く体調不良の原因となりますから加減をして摂取をすることが必要です。
他にも、旬の食材であるかぼちゃや里芋、冬瓜、ナスもオススメな食材といえます。
これらは煮物にしたり焼き網で焼いたりといった調理法でその食材のみで食べることができるのが特徴です。

油を加えず調理ができますし、肉類と食べる必要がないため胃にも優しく胃酸の分泌も抑えられる食材なのです。
また、一度に多めに作れば常備菜として数日間食べることもできますから忙しい人でも普段の食生活に取り入れやすいこともオススメポイントとなります。

逆流性食道炎を起こしてしまう食事とは

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食生活にも原因がある

逆流性食道炎の原因として、下部食道括約筋の衰えが挙げられますがこれは加齢や肥満、姿勢の悪さだけでなく食生活にも原因があるとされています。
ここ数年で日本の中で患者数が増えている原因の一つに食生活の欧米化があります。

日本でよく話題に上がるようになったのはここ数年のことですが、欧米ではもともと長くから多くの人が患っている病気として知られています。
そのため、最近日本でも増えた原因が食生活にあるというのは納得できるものです。
食生活が欧米化したことによって摂取が増えたものにはどのようなものがあるかを考えることで逆流性食道炎の対策になるのです。

逆流性食道炎と食生活

元来日本人が食べてきた和食から食生活が欧米化したことで増えたものに、肉類や乳製品、揚げ物のような油っこいものや脂肪やたんぱく質といったものがあります。
脂肪を摂りすぎると「コレシストキニン」と言う消化管ホルモンが分泌されてこのホルモンの影響で下部食道括約筋が緩んでしまい胃液の逆流を引き起こしてしまうのです。

脂肪の多い食事は胃の活動が活発になり胃酸の分泌を増やしてしまうのです。
脂肪が多く含まれる肉類はたんぱく質も含んでおり、たんぱく質の多い食事も消化に時間がかかってしまい、胃に滞留時間が長くなってしまいます。

胃の滞留時間が長くなるということは、消化のための胃への負担を増やしてしまいます。
そのため、洋食に偏った食事は逆流性食道炎の原因の一つと言えるのです。

その他の留意点

食事の内容の他にも逆流性食道炎の対策として気をつけるべきことがあります。
まずは、よく噛むことと食べ過ぎに注意することです。
食べる時に咀嚼をしっかり行わないとその分消化をするために胃に負担がかかってしまいます。

また、よく噛まないと満腹度が下がってしまうために食べ過ぎの原因にもなります。
食べ過ぎは胃に負担がかかるだけでなく胃の拡張の原因となり下部食道括約筋が緩んでしまい胃液の逆流の原因となるためです。

他にも香辛料の多いものや炭酸飲料、酸度の高いものといった食道への刺激の強い食事は避けたほうが良いです。
アルコールの摂取のしすぎや辛いもの、熱いもの、酸性度の強いものは食道を傷つけたり胸焼けの原因となります。

このような食事を改善するだけでも症状が改善する人もいますが、残念ながら症状や状態によっては食事の改善だけでは症状が改善しないこともあります。
そのような際には医師に診てもらい適切な処置を受けることが大切です。

投薬治療時にも食事に気をつけていれば治りも早くなることもありますし、食生活の改善で効果が見られるまでは時間のかかるものです。
症状が改善しないからとすぐに食生活を元に戻すのではなく胃に優しい食事を継続することが重要なのです。

【逆流性食道炎の症状】咳が出る

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声帯のポリープの原因にも

逆流性食道炎というと、胸焼けや胃液の上昇が有名な症状ですが、それ以外にも気をつけるべき症状があります。
逆流性食道炎の患者の中には、咳が止まらなくなったり喘息のような症状が出たりすることがあるのです。

食道の上の方には肺へ通じる気管の入り口の喉頭があります。
寝転んでいる際に胃液が逆流すると、食道の上まで胃液が逆流してきて喉頭に触れてしまうことがあります。

胃液はたんぱく質を消化するために強い酸性を示す液体です。
胃液が使われる胃は粘膜で保護されているのですが食道や咽頭は粘膜での保護がされていないのです。

そのために、胃酸が逆流して咽頭に触れることで焼けて炎症を起こしてしまうのです。
咽頭が炎症を起こすと、慢性的な咳の原因や声帯のポリープ、喘息のような症状、声のかすれといったものの原因となるのです。

喘息と逆流性食道炎の見分け方

逆流性食道炎で咳が止まらないこともありますが、咳が続くだけでなく喘息のような症状が出ることがあります。
耳鼻咽喉科に通って薬を飲んで喘息の治療をしていてもなかなか治らないという人は逆流性食道炎の可能性がありますから内視鏡検査をして確認をして原因を探ることが大切です。

逆流性食道炎が喘息のような症状になる原因はまだ正確には解明されていないのです。
咽頭まで胃液が逆流をすることで気管に吸い込まれて粘膜を刺激することが原因とする説と、食道内に逆流した胃液が知覚神経を刺激して気管や気管支の神経にも伝わることでけいれん性収縮を起こすことが原因とする説とがあります。

このような症状が続いた場合、喘息ではなく逆流性食道炎の可能性もありますし、それ以外にも結核や食道がん、咽頭がん、といった病気の可能性もあります。
継続して咳や声のかすれといった症状が治らない場合には、しっかりと検査を行ってその原因を突き止め適切な治療を受ける必要があります。
特に、咳以外にも胸やけや呑酸といった逆流性食道炎に多く見られる症状を併発している場合には喘息ではなく逆流性食道炎の可能性が高いです。

ただの食べ過ぎや飲み過ぎ、胃もたれと安易な自己判断をせずに症状を感じたら医師に相談が大切です。
日本では逆流性食道炎の患者数が近年急増したため、医師もすぐに喘息と逆流性食道炎との見極めができないことがあります。
喘息で通院してもなかなか症状が改善しない場合には内科や胃腸科で内視鏡検査を受けてみたり、セカンドオピニオンとして別の耳鼻咽喉科に通って様子を見ることが必要です。

一箇所への通院で逆流性食道炎と咳の治療とを行えることもありますが、場合によっては内科や消化器科と耳鼻咽喉科へと別々の医院への通院が必要なこともあります。
複数の医院に通うのは時間も手間もかかるため面倒に感じますが逆流性食道炎はしっかり治療を行わないとガンのような恐ろしい病気を引き起こす原因となります。
上手に通院できるように医師に相談をしたり両方の処置を行える医院を探したりといった工夫をして通院を続けることが大切です。

【逆流性食道炎の症状】胸やけがする

胃酸が原因

胸焼けというと、食べ過ぎや飲み過ぎの際に起こる症状と思われがちですが、最近では日本でも多く患者数を増やしている逆流性食道炎の人に起こる症状としてよく言われるようになっています。
胸焼けというは、名前の通り胸のあたりが焼けるよう感覚や痛みが主な症状で具体的な場所としては胸骨の後ろのあたりに症状を感じます。
症状は胃酸が食道に逆流することが原因で起こります。

胃酸はたんぱく質といった食べ物を消化するために強い酸性を示す液体です。
そのために、胃酸が逆流することで胃や食道が炎症を起こす胃食道逆流症や、逆流性食道炎を起こしたり、逆流は起きるけれども炎症はない非びらん性胃食道逆流症を起こしたりします。
胃の内側は粘膜でガードされて胃酸で傷つかないようになっていますが、食道はこのような粘膜のガードがないために胃酸が逆流するとその強酸性の性質ゆえに焼けてしまうのです。

胃酸の逆流の原因と対策

胃酸が逆流する原因には、食道と胃をつなぐ下部食道括約筋と言う筋肉の働きの低下が原因にあります。
この筋肉が胃酸の逆流を防ぐ弁の働きをしています。
この弁の仕組みがとても優秀で、食事の際や飲み物を飲んだりする際には開き、それ以外の場面では胃酸が逆流を防ぐために弁が蓋の役割となるようしっかり閉じるようになっています。

この弁となる下部食道括約筋が緩くなると弁がうまく閉じなくなってしまい胃酸の逆流を起こすのです。
食生活の乱れや肥満、加齢、姿勢の悪さが原因となり下部食道括約筋の働きは悪くなるのです。
そこで、食生活の改善や姿勢の改善をすることで、胸焼けを抑えることができます。

まずは、胸焼けを起こしやすい食べ物や飲み物を減らすことです。
揚げ物や脂の多い高脂肪食、炭水化物、香辛料やアルコール、コーヒーといったものは、食道の働きを抑えるために下部食道括約筋の働きが衰えてしまうの原因となります。
そこで、食事の際には摂取の量に注意をし控えめにする方が良いです。

そして、消化の負担を減らすためにもよく噛んで腹八分の食事を心がけることが効果的です。
このような食事の内容を改善すると下部食道括約筋の緩みが治るだけでなく中性脂肪を減らしたり高血圧を改善したりといった生活習慣病の改善にもつながります。
逆流性食道炎の人には肥満の人も多いですからぜひ食生活を改善して一気に肥満と逆流性食道炎が解消することをはとても嬉しいことです。

また、猫背や前かがみのように姿勢が悪くなると胃が圧迫されて胃酸の逆流が起きやすくなります。
このような日頃の心がけで解消できない場合には、医師に相談して自分にあった胃薬を服用して症状を抑えることが大切です。

逆流性食道炎の薬について

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患者数が増加している

逆流性食道炎はつい最近になって日本でも浸透してきた病名です。
もともと欧米人に多く日本人はかかりにくい病気とされてきましたが、最近では日本でも食生活が欧米化したこと、肥満の増加や生活習慣の乱れが原因となり患者数が増えています。

軽度の場合には、生活習慣を見直すことで改善することができます。
規則正しい生活をしたり、暴飲暴食を控えたり、胃酸の出にくい食生活心がけたり、姿勢を正したり、肥満を解消したり、カフェインを控えたり、うつ伏せ寝をやめたりと行ったことが一般的です。

それでも症状が改善しない場合には薬を服用しての治療が必要となります。
市販の薬で症状を緩和することはできますが治療とは異なります。

また、人によってその症状の重さや内容、薬との相性は異なるので自己判断での投薬では効果が得られないこともあります。
そして、根本的な治療を行わず症状を緩和しているだけだと症状が悪化するだけでなく場合によってはがんになることもありますから、早めの治療が大切です。
治療にあたっては、医師の診断を受け自分に合ったものを処方してもらうことが治療には効果的です。

逆流性食道炎の治療で通う病院

逆流性食道炎の治療で通院する際には、内科や胃腸科、消化器科耳鼻咽喉科への通院が一般的です。
このように様々な種類のこれは症状に応じて自分に合った病院を選ぶためです。
一般的な胸焼けや胃もたれ、といった症状であれば胃カメラで診断をしていくので内科や胃腸科で問題ないです。

もしも、胃カメラの際に鎮静剤を使ってもらいたい場合にはそれに対応してもらえる病院であるかを事前に確認することが必要です。
人によっては胃や食道の症状以外に気管に症状が出ることがあります。
風邪や喘息だと思っていたのに咳が全く治らないため調べたら逆流性食道炎が原因であるケースもあるのです。

逆流性食道炎は人によって胸焼けや呑酸、咳や喉の痛み、声のかすれがあります。
そのような際には胃腸科や内科での処置と並行して呼吸器科や耳鼻咽喉科での処置も必要なこともありますし、呼吸器科や耳鼻咽喉科のみでの治療も可能な場合もあります。

このように、それぞれの症状に応じて自分の通院先を選ぶことが大切です。
ただ、逆流性食道炎が日本で患者数を増やしているのは最近のことです。

そのため、病院によっては症例が少なく適切な処置が受けられないこともあります。
そのような際にはセカンドオピニオンを受けたり、医師に症状が改善しない旨を相談して別治療を開始する必要があります。

薬を服用し始めると、多くの場合には逆流性食道炎の症状は改善されるものです。
しかし、治していくためには長期的な治療が必要です。
少し症状が改善したからといって服用をやめると再発することがあります。

薬の服用は医師の指示に従って行うこと、そして薬の服用と並行して生活習慣の改善を行うことが重要です。
また、人によっては副作用が出ることもありますから少しでも異変を感じたらすぐに医師に相談して治療の是非を相談することが大切です。